プロレスラーのプロ根性の話

冬季五輪、女子フィギュアスケートが凄い盛り上りでした。
浅田真央選手、キム・ヨナ選手の戦いはこれからも続くでしょうから今後も日本国民をドキドキワクワクさせてくれる事でしょう。
自分が感心を持ったのは銅メダルに輝いたカナダのジョアニー・ロシェット選手。本番前にお母さんが急死という悲劇に見舞われながら、堂々の3位入賞。
アスリートの精神力の強さを見せつけられたような気がします。悲しみを乗り越えてこれからも頑張ってほしいと思います。
さてさて、自分の好きなプロレスの話になりますが、レスラーでも今回のロシェット選手のような境遇になりながら、毅然とレスラーとしての仕事をやり遂げたというエピソードが幾つかあります。2つだけ紹介させて下さい。
一人目はアジャ・コング選手。末期ガンのお母さんの容態がいよいよ危ないという時に、会社が試合を休んで母親のところに行くよう勧めるのを断り、その日も試合に出場したアジャ選手は、セコンドやタッグパートナーが涙で目を潤ませている事に気付き、おそらく母が亡くなったのだろうと直感したそうです。
事実、本人より先に所属選手に訃報が知らされており、会社は試合に出場するアジャの気持ちを考慮して、試合後までは伝えないように気遣ったのですが、全てを察したアジャは、対戦相手やパートナーが心ここにあらずのファイトをするので、試合中はアジャ自らが彼女らに檄を飛ばしながら、お客さんの前でいつも通りの激しい試合を展開したのです。
二人目は大谷晋二郎選手。交通事故での母の死を知らされた当日も試合に出場した大谷。いつも通りにファンを湧かせる試合をしたが、試合後、控え室での取材の時に一気にこらえて涙があふれたのです。その時のコメントは
「リング上にプライベートは持ち込まねえよ!!プロレスラーはよ!!プロレス、こんな素敵なもんだって、素晴らしいもんだって誰が教えるんだ?俺らじゃねえのか?記念すべきプロレスの教科書100ページ、しっかり頭に叩き込んどけ!!『プロレスラーが暗い顔して誰がプロレス好きになんだよ?』そうだろ?いいか、ムチャクチャ辛えけど、辛くなんかねえよ、ちっとも!しっかりと俺の大事な人、お天道様から見守っとるんだぞ!!俺はまだまだプロレス界を引っ掻き回す!!頂点に立ってやるから!!プロレスっていいな、凄いな、いいな、プロレスっていいな…そんな大好きなプロレスをもっとでかくしたいと思います!!暗いなあ、みんな。よろしくお願いします!!ありがとうございました!」
………両選手とも人間として凄いなあと思います。